ジムに挫折してしまう根拠とは

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こんにちは。パーソナルジムROCKSの澤村英希です。

私は社会人になってから、何回もジムに入会しました。そう、「何回も」です。「何個も」ではありません。 期間をおいて何回も入会退会を繰り返してきました。

何回も入会しましたが、「筋肉をつけたい」、「たるんだお腹を引っ込めて腹筋を割ってみたい」という入会の動機は毎回同じでした。そして退会までのパターンもまた同じでした。

入会当初は希望に満ちてるので週3回通ったりして頑張るんです。もちろん筋肉痛になるので、トレーニングをやった気分にもなります。それが段々と仕事が忙しくなったり、友人と会食が入ったりして、週3回が週1回になり、そして月1回になり、その後は数か月間ジムに通わないという幽霊会員になり、最終的にジムの会費を払い続けるのはもったいないとなって退会しようということになります。これが私の入退会を繰り返す黄金パターンでした。その黄金パターンを繰り返すこと13年で4回。
希望をもってジムに入会するのですが、成果がなく挫折して退会し、ほとぼり冷めたころに入会してまた挫折するという学習能力のなさをさらけだすような黄金パターンです。

ではなぜカラダが変わらずジムに挫折したかというと答えは簡単で、

1.「正しいカラダの動きでトレーニングができていなかった」


2.「カラダが変わるような負荷をかけていなかった」


3.「トレーニング期間が短かった」

ということです。

「正しいカラダの動きでトレーニングができていなかった」というのは、「正しいカラダの動きでトレーニングをしているつもりであった」と言い換えることができます。トレーニングマシンにはカラダの使い方が書いてありますのでそれっぽい動きはできるわけです。でも実際はポイントがたくさんあって、そのポイントを押さえないと全く意味のないトレーニングとなるわけです。

例えば頭の上にあるバーを下側に引っ張って背中の筋肉を鍛えるラットプルマシンというものがあるのですが、私はその重りを引っ張るという動きをしていただけで、全く背中に効かせることが出来ていませんでした。と言うより効かせられていたかどうかもわかっていませんでした。背中の筋肉など日常生活で使うことはないので分かりにくく、まして素人にはわかるわけもありません。私だけでなく、このラットプルマシンを正しく使いこなせている人をジムでほとんど見かけたことはありません。

自分のカラダの動きは、自分がやろうとしている動きと実際の動きは乖離しています。ですので常に自分の動きを確認しながらトレーニングする必要があります。これは熟練者でも同じです。ジムに鏡がある理由の一つはそういうことです。正しい動きをしなければ当然狙った筋肉にアプローチすることはできません。それなりにトレーニングを行っているけど成果がでるようなことは行っていないと言う

「やった気になっただけトレーニング」

であったわけです。当然カラダが変わるわけもありませんでした。こういう方、ジムで沢山見かけます。

「カラダが変わるような負荷をかけていなかった」というのは、ネットや書籍を見ると、「トレーニングは10回を3セットやりましょう」などとよく書かれています。これをそれなりの負荷で行っても全く効果はありません。負荷のかけ方はさまざまですが、圧倒的に重量と回数が足りていないのです。私だけでなくみなさんそうでしょう。筋肉が反応するまで負荷をかけるとかなりきついのでその時の顔はすごいことになっているはずです。全力で踏ん張っているときの顔になるはずです。見たことありますか?ジムでそういう人を。10回3セットというのはトレーニングの方法の一つとしては正しいです。でもその10回というのは、限界まで必死になっての10回を3回やるという意味なのです。

特に女性の方はマッチョになりたくないという理由であえて軽い重量でトレーニングしている方が多いように見えますが、それもまたやった気になっちゃてるだけのトレーニングなのです。スマホを持って腕を上下に10回動かしたところで腕力が強くなると思いますか?それと同じことをわざわざジムでやることはないですよね。

正しいカラダの動きをせず、カラダが変わるような負荷をかけていないトレーニングをしていたらどうなるでしょう。そうですよね、どうにもなりません。
カラダは変わろうともしません。カラダが変わらないとモチベーションも維持できません。最初のやる気はどこえやら、仕事で疲れた、友人に飲みに誘われた、何となくジムに行く気がしない、などという理由でジムへ行く足は遠のいていきます。人間のやる気なんてそんなもんです。山の天気のようにコロコロ変わります。カラダは変わらないのに気持ちはコロコロ変わるわけです。トレーニングでほんの少し得られた効果も「トレーニング期間が短い」と筋肉はどんどん消失していきます。結局ジムに挫折してしまうわけです。

これらのことを逆に考えると

1.「正しいカラダの動きでトレーニングができていなかった」


2.「カラダが変わるような負荷をかけていなかった」


3.「トレーニング期間が短かった」

この3つを克服すればいいわけです。これには根拠がありまして、トレーニングの基本3原理に
①特異性の原理、②過負荷の原理、③可逆性の原理というものがあります。

①特異性の原理というものは、トレーニングの効果は、トレーニングをした内容により特異的に向上するという原理です。例えば先ほどのラットプルマシンを正しく行うと、背中の筋肉が強くなるということです。効果を上げるには、「正しいカラダの動きでトレーニングをする」ということです。

②過負荷の原理というものは、トレーニングの効果を得るためには、日常生活やスポーツなどで体験しているよりも高い負荷で運動を行う必要があるという原理です。目的によって負荷のかけ方は違ってきますが、いずれにしても「カラダが変わるような高い負荷をかける必要がある」ということです。

③可逆性の原理というものは、トレーニングで得られた効果はトレーニングを行っている間は維持されるが、止めると消失していくという原理です。
トレーニングを継続して行っていると、トレーニング頻度が落ちても筋肉の消失速度は緩やかになります。トレーニング期間が短いと筋肉の消失も早いため、トレーニングの効果はないと思ってしまい、続かなくなってしまいます。それを防ぐためには「トレーニング期間を継続する」必要があるということです。

以上が私がジムに挫折した経験とそれを克服した根拠です。
難しい考え方や魔法を使ったわけではありません。トレーニングの基本に立ち返りそれを再現したということです。
それを頭で理解し、実践して結果を出すという困難さは身をもって体験しました。

その困難さを克服できる場所がROCKSです。

ジムに挫折したことがある方、ジムに通っているけど効果が出ないと言う方、ジムで何をどうすればいいのか分からない方、ジムに行くのが恥ずかしいという方、ROCKSではそういった方、主に初心者の方へ向け、良い結果に導くようにわかりやすく指導しております。

是非ROCKSで一緒にトレーニングしましょう。
お問い合わせお待ちしております。